道場にようこそ。ここは稽古ごとに(できるだけ・・・!)更新します。アメリカ剣道奮闘記、どうぞよろしく!(^^) 6月の日記は「あべりさんのベイエリア剣道一人旅」の話題です。以前のものは左の目録をクリックしてお入りください。

剣道トークはサンフランシスコとベイ・エリアの試合や剣道キャンプなどの情報を載せていきたいと思います。

2004 6月 あべりさん来襲!ベイエリア剣道武者修行の一人旅

湘南電剣からひと月、そろそろ何かイベントが欲しくなる頃、湘南電剣のあべりさんがサンフランシスコ道場を訪れて下さいました。月曜に日本から到着、その日の夕方サンフランシスコでお稽古、次の日はKen-Guyさんのいらっしゃるサンノゼ道場にお稽古に行き、一日置いて木曜日は再びサンフランシスコでお稽古、次の金曜日に帰国、という、まさに剣道武者修行の旅でした。モチロン観光も怠り無く、サンフランシスコ・ジャイアンツの試合やフィッシャーマンズ・ワーフ、フェリーでの湾内クルーズなど「観光スポット」もさり気なくチェックして帰られました。

 

月曜日、朝方あべりさん到着。着いたその日にお稽古するとはさすが。でも昼間は観光するはずだったのに、やはり時差ぼけに勝てず寝てしまったとの事。道場に人が訪れてくれるのは皆嬉しい。7時近くに道場に到着し、着替えてしばらくして7時半になったら全員一緒にストレッチと素振りからお稽古開始。たまに「千本素振り〜!」となる時もあるけれど、この日は普通のアップで、素振りの後は初心者組と防具組に別れ、防具組は面を着けて切り返しと基本の打ち込みとなった。一通り基本が終わったらそのまま地稽古に移行。あべりさんはまず小川先生とお稽古、その後で牛若丸さん(2人とも速いから見ているとすごい)をはじめ数人の剣士とお稽古していたけれど、自分も地稽古に突入してしまったため、誰とお稽古していたのかは不明。「やめー!」の声で全員切り返しで稽古終了。先生は「SFの剣士は体力まかせではなく、日本的な剣道ですね」というあべりさんの感想に嬉しそうでした。

 

サンフランシスコ道場で稽古終了後に陶山先生とパシャ。いい汗かきましたね〜。

小川先生とあべりさん。「あの跳ねっ返りとも稽古してやってください」指の先には私めが・・・。
 
翌日火曜日の夕方からはKen-Guyさんのいるサンノゼ道場へ。サンノゼ道場はSFから車で一時間弱のサンノゼ日本町のお寺のジムでお稽古している。7時少し回った頃に着くと、初心者組のお稽古の最中だった。サンノゼは大きな道場で、初心者の稽古は7時から、一般稽古は8時からと2部に別れている。松田先生(世界大会に出場)曰く「特に去年のラスト・サムライで初心者がドーッと増えて、収集がつかなくなってしまうので分けた」そうです。まずKen-Guyさんにご挨拶、Ken-Guyさんから紹介していただいて道場師範の田中先生にご挨拶。田中先生は全米剣道連盟の会長さん。お稽古の時にどしっと構えて立たれると怖いけれど、一生懸命掛かって行くと大きな声でニコニコしながら「よーし!」と言って下さる。人のなかの「褒められるとウレシイ子供の心」を呼び覚ます方なのか、怖いながらもつい列にならんでしまう。この日も若い剣士達が先生の列にずらっと並んでいた。松田先生の「稽古のあとでゴハン食べに行こう(当然ビールも)」を励みに稽古開始。
 

まず道場の真ん中で大きく輪になってウォーミングアップ。ストレッチと素振りで身体をほぐしたら、級と段に別れて基本稽古。切り返しと打ち込みを良いリズムでローテーションしながらやっていく。アップから基本が終わるまで約45分。5分の休憩をはさんで後半45分間は地稽古。休憩の時に竹刀をチェックしたり面を着けなおす人もいるが、そのまま地稽古に突入する人も多い。あべりさんは田中先生や松田先生をはじめ、サンノゼの猛者の殆どとお稽古していたようだ。私が松田先生の列に並んでいた時、Ken-Guyさんとあべりさんが隣でスピード感あふれる素晴らしいお稽古していて、見ている私までも爽快になった。Ken-Guyさんに私もお稽古をお願いしたものの、始めたとたんに時間切れとなってしまい残念。最後は切り返しでお稽古終了、一時間半があっという間に経ってしまった。
サンノゼの隣にミルピタスという町があり、そこのホットポットを食べに行こう、という事でミルピタスのショッピングモールへ。サンノゼ道場はお稽古の後で「第二道場」に行く事は殆ど無いそうで今日は特別だそうだ。田中先生、先生の奥様、松田先生、若い方の三国さん、Ken-Guyさん、そしてあべりさんと私で、まずビールでお疲れさまの乾杯。同年代のあべりさんとKen-Guyさんは意気投合し、田中先生を交えて剣道談義が盛り上がっていた。サンノゼの皆様、素晴らしいお稽古をありがとうございました。そして遅くまで本当にお世話になりました。翌水曜日にはあべりさんも武者修行はちょっと休憩してサンフランシスコ観光(昼はベイ・クルーズ、夜はジャイアンツ戦見に行ったそうです)。

 
稽古のあとに皆で中華料理のお店へ。左列の奥が田中先生、右手前が松田先生。
うわばみ2人。Ken-Guyさんとあべりさん。剣道談義で話がはずんでました。
ホットポットを前にした松田先生。鍋の中は麺、周りの鉄板で焼き肉。ボリュームたっぷり!
 

さて木曜は再びSF道場。早いものでもう翌日帰国の途に就く、あべりさんの武者修行最終日。木曜の稽古場は日本町の真ん中のコミュニティーセンターのジムで、月曜の稽古場より床が固いのが難点だけれど、広いから動きやすい。7時半にアップ開始。火曜日のサンノゼのアップをまねて身体をほぐす程度に素振り。月曜稽古は切り返しと基本の後、自由稽古になるが木曜は回り稽古で、最後は「切り返しドリル」になる。回り稽古は好きだけれど、切り返しドリルは自分のトシと足捌きの悪さを思い知らされる。楽々とこなす若い人が羨ましい。回り稽古では順番によっては当らないかとも思っていたけれど、運良くあべりさんと遭遇して去年秋の湘南プチ以来のお稽古をする事が出来た。今日もいい汗かいてあっという間に9時半。急いで着替え、団体で隣の「カフェ・マムス」へ。以前は歩いて5分のラーメン屋さんに集合したが、最近は「営業時間の長さ、道場からの近さ、生ビールの魅力」でここ。
外国で剣道の集まりの中にいて、日本からの訪問者がしばしば訪れる度に、言葉の違いなどはたいした障害物ではない、と思う事が多い。今回のあべりさんの来訪でますますそんな気がして来た。カタコトの日本語でも、いや日本語はメン、コテ、シナイなどの剣道用語しか知らなくても、相手が何を伝えようとしているのかせめて感じ取りたい、身振りと目と表情で何か伝えられないか、と一生懸命になる人達がたくさん居るし、日本からの訪問者も、たとえカタコトの英語でも何かを伝えようと一生懸命になる。そして双方とも結構話が通じていたりする。ややこしい話になったら手近にいる英語と日本語の両方を使える人に「通訳してくれ〜」と頼めば良い。「ことば」を多用することで成立させる政治やビジネスの話では恐らく不可能な「摩訶不思議なコミュニケーション」が道場で可能なのは、剣道が日本発の武道であるが故かも知れない。第二道場の剣道談義は夜遅くまで盛り上がりました。

翌日帰国の途についたあべりさん、道場に新しいエネルギーを吹き込んで下さってありがとうございました。次回の来訪をお待ちしております(^_^)

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新しいエネルギーを吹き込んでくれたあべりさん。ありがとうございました。

あべりさん、小川先生、陶山先生。何を注文しようかな・・・。
奥から牛若丸の異名をとる直井さん、ミスターフェルプス(スパイ大作戦)ことアラン。次いでヴィンセント君とホム君
どうやら予備校で同じ時同じ寮に居たらしい原先生(右)とあべりさん。世界は狭いと驚く江田先生。